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第5週目(休日編)

金曜日→
この日はひどい頭痛に襲われ、学校には午後に少し顔を出しただけで帰った。
というのも、今日はペンシルバニア行きの午後8時のフライトに乗らなければならないから。いったいどれだけこの日を待ちわびたことか・・・。
小児神経内科は最高に勉強になるが、一方で最高に神経がすり減る。
日本の実習でも小児を見るのはわりかし大変なのに、アメリカでやるのはそうとうきつい。
家族も相当なお金を払って入院しているわけだから、適当な診療なんて絶対に許されない。
今週のnew patientかつfollow upしていた患者さんのお母さんはいい人だったが、てんかんを繰り返す子供を心配するあまり、いらいらしたり終始不安そうな感じであった。
そこへ、ぺーぺーの日本人が乗り込むわけだから、気分は最悪だろう。
毎日朝一に昨日から今日にかけて変わったことはないか聞くのだが、ある日患者さんにとある質問をしたら、「それ昨日言ったでしょ。」と半ギレされてしまった。
こっちに来てから一生懸命患者さんを見ようとしているが、怒られてしまったのは今回が初めて。まぁ大して怒ってなかったんだろうけど自分的にはダメージが大きかった。
そしてそのダメージから回復するべく、ベストなタイミングでペンシルバニアに行くことができた。
一日目、International Houseを訪れた。PENNのInternational Houseは世界各国から(当然日本の学生も割といる)集まっていて、しかも憩いの場のような喋る場所がたくさんあって羨ましかった。米は休日は基本的に引きこもっているらしいが、彼の英語力でそんな感じで引きこもっているのはもったいないなぁと感じた。いくらでも海外の友達作れるだろうに・・。津下さんはなかなか対外的に友達をたくさんつくっていて素晴らしいなぁと思った。僕らもホームステイ先にいろんなホストの友達が遊びに来て、集中彼らとおしゃべりをしたりするが、同年代の人はなかなか来ない。
このInternational Houseは基本的に学生のみらしく、学生時代最後の青春を送るのにはとてもふさわしい場所だなぁと思った。
この日は、米の部屋を占拠。俺はベッドで寝て、米は代わりに床で寝てくれた。
さすが、やっぱりあいつはタフすぎる。

土曜日→
この日は昼からペンシルバニアの観光案内をPENN2人組にしてもらった。
CHOP(小児の病院)もHUP(成人中心の病院)も規模がでかく、まるで迷路のようで終始自分が今どこにいるかということがつかめなかった。
病院の造りはUNCと大体一緒のような感じだったが、相違点を二つ見つけた。
一つはUNCは敷地が有り余っているので、横に非常に広い。
一方PENNの方は都会だから、あまり敷地を広くとれないようだ(それでも十分、鶴舞キャンパスよりはるかに広いが)。
二つに、PENNはVIP患者の部屋があるということ。
この部屋はちょっと通過しただけだが、空気が異常だった。普通の高級ホテルよりもさらに何段階も上のような病室だった。病院食を出す人がビッチリ決まった正装しててびびった(タキシードで)。シーツもしわ一つない感じ。たぶんHousekeepingが厳格なんだろう。
そして料理は銀色のボールのような蓋に覆われて、できたての料理が出てくるらしい。別にここまでしなくてもと思うが、ここがやっぱりアメリカなんだなぁと思った。
あとはほとんどUNCと一緒。病室の作り、病院の雰囲気(UNCの方が開放感では勝る)、カフェの値段や味。
そしてその後はStudent shopによってお土産を購入。
バスに乗り、古い建物の密集している場所へ行き、ベンジャミン・フランクリンの記念館、Liberty Bell、議会などを覗いてきた。
津下の友人のオススメだというCheese Steakのお店に向かうことになった。
チーズにステーキってどんだけ胃に堪える料理なんだろうと思っていたけど、とてもあっさりしたテイストのサンドだった。確かに味はちょい薄めだったがかなり美味しかった。
そして、PENNに来た最大の目的、それはPENNの二人組と一緒に観光することでもあったが、3ヶ月前から予約していたMozart Piano ConcertとBruckner No.8でSimon Rattleという自分の超ツボを突いたようなコンサート。
Kimmel Centerという会場に入ると、それ自体が完全にアートのような作りで、ホールがいくつかあった。事前に予約していた100$のチケットを受け取りいざホールへ。
この時すでに期待のあまり興奮絶頂で卒倒しそうなくらいだった。
米と津下さんは学生チケットを購入。津下さんは定期だったから25$払っていたが、米はそのおこぼれでなんと8$で入れていた。
しかも席はかなり近く。100$も支払った自分が少しばからしく感じたが、知らなかったから仕方ない。
コンサートは案の上、満員。隣にいかにも上品で金持ちそうな老夫婦が座っていて、自分がそこにいることに少し申し訳なさを感じた。自分かなりラフな格好だったし。

しばらくするとオケのメンバーがそろい、舞台が暗くなった。
その後歓声とともに白髪のもじゃもじゃしたラトルが現れた。やっぱり後ろ姿からも風格が感じられる。
最初はピアノコンチェルト。オケは少人数、ダイナミクスも発音もかなり控えめで、ピアノがとても際だって聞こえた。しかし、あまりのオケの響きのなさにこのホール本当に大丈夫か??と疑問に思いながら聞いていた。

次はずっと聞きたかった夢にまで見たBruckner。wikipediaを読んだり、CDのパッケージを読んだり、iPodを聞き込んだり、プログラムを見たり。事前予習は大体完璧にやってきた。スコアは残念ながら手元になかったが・・。
演奏は第一楽章の冒頭から今まで持っていた懸念を完全に吹っ飛ばす音だった。
冒頭のチェロ、バス静かなのに地響きがしていた。これが本物のプロオケなんだと初めて知った。最初のCを主音とした和音も完璧。その後のビオラ、チェロも流動的。
いつも学生オケを聞くときはここできっとしくじるんじゃないかなとか心配しながら聞いてしまうのだが、このときは全然違った、安定感があり、しかも人を動かすリズム・音色・ハーモニクス求めていたものほとんどすべてが満たされていた。
特に目立って素晴らしかったのはトロンボーン、チューバ、チェロ、バス、オーボエ、クラリネット。ティンパニも最高だったが、もっと堅いバチで叩いてくれるとより好みに近かった。2楽章、3楽章がとりわけ対位法がくっきりとしかも二つが完璧にマッチしていてとても聞き映えがする。ここがマーラーともっとも決定的に違う良さだろう。
この演奏は一生心に残るような素晴らしい演奏だった。3日間の公演で最終日ということもあり、弦の弾きっぷりもかなりアツかった。プロがのめり込むとすごい、言葉ではたとえようのない感動があった。演奏は終始鳥肌がたっている状態。
終わったあとは完全なるスタンディングオベーションだった。終わったあとはしばし余韻に浸ってぼけーっとしてた。
この日はその後、米と夜のPENNをジョギングして、そのまま疲れ果てて寝た。この日も俺はベッド、彼は床だった。
日曜日→
土曜日にあまりに精力的に活動したため、疲れてしまい行く予定だった美術館はキャンセルしてしまった。代わりに珍しく休日に米の部屋や共有部屋で勉強をした。というのもPEDS neurologyはレアな患者さんが多く、全然先週は病気のことがわからず終わってしまったので復習しようとしたのだった。その後は米のお手製のステーキをご馳走してもらい、帰宅。家に着いたのは夜の11時すぎ。かなりよい気分転換になった三日間であった。
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非公開コメント

No title

いいもの聞いてきたようだね。
うらやましい限りです。

それにしても読みにくい日記だな。
論文かよ。

No title

日記の書き方教えてくれ~、簡潔に伝えたいことをまとめるのがどうも苦手で・・。
ラトルは髪が尋常じゃなくアフロだったよ。
あと前の観客が双眼鏡を持ってじーっと見てて、それが気になって一部演奏に集中できなかったのがちょっと残念。

ブルックナーはやっぱり天才。

No title

とりあえず、もっと内容ごとに改行してくれ。
いつ名古屋へ帰ってくる?

No title

6月9日に日本に帰国して、6月14日には缶詰状態から解放される予定です。
もう新型インフルエンザ国内で発生したから、缶詰にする意味ないのに。
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